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2023.07.03

第9回ウェルネスキャンパス「もしもに備える健康セミナー ~健康と薬~」

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8/22(火)外部リンク更新

INDEX

【1】第1部① 健康で居続ける意味。

【2】第1部② 健康を維持するために、私たちにできること。

【3】第1部③ 食生活の見直しから始める老化対策。

【4】第2部 薬にまつわる「なぜ?」にアイン薬局の薬剤師がご回答!詳細は外部リンクにて)

【5】みなさまも、健康について、薬について、今一度見直してみるのはいかがでしょうか。


with Glicoウェルネスキャンパスは、健康に重要な3つの要素「運動」「栄養」「休息」について楽しく学べる場をお届けするオンラインセミナーです。

9回目は調剤薬局のアイン薬局との共催で、2023522日にwith Glicoウェルネスキャンパス「もしもに備える健康セミナー ~健康と薬~」をオンラインにて開催しました。


過去にもウェルネスキャンパスを実施しております。過去のセミナー記事は下記よりご覧いただけます。

➡第8回ウェルネスキャンパス

➡第7回ウェルネスキャンパス


今回のイベントは3部構成。第1部では、江崎グリコ株式会社 由井 慶より、「健康について」のお話。第2部では、薬剤師である株式会社アインホールディングス 中尾 有佑 氏より、「薬について」のお話。第3部では、江崎グリコ株式会社 平野 勝也より、「Glico商品の紹介」をしました。本記事では第1部の内容を中心にご紹介します。


【1】第1部① 健康で居続ける意味。

健康とは何か、そして健康を維持していくために私たちはどのようなアプローチができるのか。江崎グリコ株式会社 健康イノベーション事業本部商品開発部の由井と一緒に学んでいきました。

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「健康」とはどんな状態を表すのでしょうか。「健康とは、病気でない状態・弱っていない状態を指すのではなく、肉体的・精神的・社会的に満たされた状態であることです」と、由井。

平均寿命と健康寿命について、考えてみましょう。人生の後期において、男性においては約9年、女性においては約12年の間、寝たきりや要介護といった健康上の問題で日常生活が制限される状態が起きていると言われています。

「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」、すなわち健康寿命を伸ばすことは、本人のみならず家族においても非常に重要なことと言えます。


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ここで、日本の国民医療費にも着目してみましょう。

近年、国民医療費は50兆円に迫る勢いであり、国民への負担の増大が社会課題となっています。健康寿命を延ばすことは医療費削減につながり、ひいては社会課題の解決にもつながる、非常に大切なことなのです。


【2】第1部② 健康を維持するために、私たちにできること。

それでは健康を維持するために、私たちはどのようなことに気をつければいいのでしょう。

ここで由井から、健康を喪失するまでの二つの流れと、それを防止するための対策のお話がありました。


一つ目は、メタボリックシンドロームです。この言葉は、皆さん聞き覚えがありますよね。メタボリックシンドロームとは、生活習慣病と言われる肥満、高血圧、耐糖能障害、脂質異常症などの危険因子が集積した状態のことを指します。この状態を放置し、不健康な生活習慣を続けると、「重症化・合併症」から「生活機能の低下・要介護状態」へと段階的に進行し、最終的には命に関わるような病気に至ってしまいます(メタボリックドミノ)。そうならないためには、どの段階であっても、生活習慣の改善が非常に重要だそうです。

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二つ目はロコモティブシンドロームです。あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんね。ロコモティブシンドロームとは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」を表すそうです。運動器の障害の中には、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患などが含まれており、これらをきっかけに日常生活の自立度が下がり、寝たきり状態につながる場合もあると言います。

ロコモティブシンドロームへの対処法としては、どのようなものがあるでしょう。病気による運動機能の低下に対しては薬物療法や手術による治療が、運動器の力の衰えに対しては、筋力やバランス力のトレーニングなどが挙げられます。


それでは、ロコモティブシンドロームのチェックをしてみましょう。日本整形外科学会が定める自己チェック7項目があります。


家の中でつまずいたり、滑ったりする

階段を上がるのに手すりが必要である

□15分くらい続けて歩くことができない

横断歩道を青信号で渡りきれない

片足立ちで靴下がはけない

□2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である

家のやや重い仕事が困難である


皆さんはいくつチェックがつきましたか?一つでもチェックがついてしまった方は運器が衰えているサインだそうです。運動機能を低下させないように、ストレッチや運動を習慣づけていきましょうね。


また、自分が今どのような健康状態に置かれているかを知るためには、健康診断が非常に有効な手段となります。皆さん積極的に、健康診断を活用してくださいね。


【3】第1部③ 食生活の見直しから始める老化対策。

最後に、老化を予防するためのアプローチについて見ていきましょう。老化には大きく分けて2つの要因があります。「酸化」と「糖化」です。


酸化とは、体が活性酸素によるダメージを受けることを指します。私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作り出しますが、それと同時に常に活性酸素を体内に生じさせています。この活性酸素は私たちの細胞を傷つけ、老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。


酸化から体を守るためには抗酸化力が必要になりますが、これは加齢とともに低下してしまいます。そこで、次のイラストにあるような抗酸化力が高い食事(地中海式食事や和食)を摂ることで、酸化を予防することができるのです。


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続いて、糖化について教えてもらいました。糖化とは、たんぱく質や脂質が糖と結びつくことです。血液中の余分な糖分は、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させ、老化促進物質を作り出してしまいます。糖化ストレスは、白内障や皮膚老化、骨粗鬆症の他、認知症や動脈硬化の原因にもなります。


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糖化を抑えるためには血糖値を下げることが有効です。血糖値を上げる要因となるのは主に糖質なので、糖質を摂りすぎない食事をすることが、糖化の予防につながるそうです。皆さんも健康を意識した食生活を心がけてみてくださいね。


「健康とは何?」から始まり、健康を維持するための様々なアプローチについて、たくさんのお話が聞けた第1部。続いて、イベントは第2部へと移りました。


【4】第2部 薬にまつわる「なぜ?」にアイン薬局の薬剤師がご回答!(詳細は外部リンクにて)

皆さんは、薬について色々と疑問に思うことは多いのではないでしょうか。第2部では、株式会社アインホールディングス所属の薬剤師である中尾有佑さんによる「薬について」の講演となりました。

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Part1では「くすりのギモンを解決」と題して患者さまの抱えやすい疑問について解説し、Part2では公式アプリ「いつでもアイン薬局」のご案内をいただきました。

詳しい講演内容は、アイン薬局のホームページをご覧ください!


【5】みなさまも、健康について、薬について、今一度見直してみるのはいかがでしょうか。

アイン薬局と江崎グリコのコラボにて、健康や薬に関するお話がたくさん聞けた第9回ウェルネスキャンパス。健康や薬について、改めて考える良い機会になったのではないでしょうか。

アイン薬局のホームページにも今回のウェルネスキャンパスに関する記事が載っておりますので、是非ご覧ください!


みなさまも、健康について、薬について、普段から気にされていることがありましたら、ぜひコメントにて教えてください。


with Glicoは、これからもみなさまの「すこやかな毎日、ゆたかな人生」のお力添えとなるようなコンテンツやイベントを発信し続けていきます。ぜひ、今後の運営にもご期待ください。


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