People仕事・社員を知る

写真:松田健太

ハードルが高い分、やりがい・達成感は大きい。

私の経歴

松田 健太

新卒入社

・2009年4月 新卒入社(高専)
・2009年6月 九州グリコ(菓子工場)出向
-焼き菓子およびガムの製造現場にて包装設備保全を経験
・2011年7月 関東グリコ(菓子工場)出向
-プリッツ担当し、生産ライン導入工事から立ち上げを経験
・2014年10月 技術開発部
-電気制御設計 担当(生産設備の開発・海外工場への設備導入)
-研究開発(自社独自技術の開発)
-生産技術(菓子生産ラインの設計・導入担当)

Q.やり遂げてきた仕事について教えてください


A.現場の大切さを学んだ新人時代

1年目は、佐賀の菓子製品を生産している工場に配属となり、生産工場の現場の仕事を一から学びました。工場では生産オペレーションから設備保全、改善に至るまで様々な知識や経験が習得でき、自身にとって、なくてはならない経験だったと思います。この時の経験があるおかげで、工場で働く方々の意見の本質が捉えやすくなり、今の業務遂行の確度をあげることができていると感じています。    
3年目では、埼玉県に菓子工場を新しく作るということで、新規立ち上げメンバーとして北本工場に異動になりました。ここではゼロから工場を立ち上げるという貴重な経験をしました。新工場立上げは、文字通りゼロから、自身で調べ、考え、行動していくため、これまでとはまた違った現場経験だったと思います。そして、プランニングから実行責任を担う本社部門である技術開発部と導入後の生産責任を担う工場が一丸となり、目標の達成に向け生産ラインを共創していく――いわゆる「ものづくり」の経験を積んだことが、今の自身の成長にも大きく寄与していると感じます。


6年目、念願の技術開発部に――国を超えたプロジェクトも参画

6年目に、かねてから希望していた技術開発部に異動しました。技術開発部では、“先端技術を活用し現在の延長線上にはない技術開発”に取り組んでいます。従来では実現できなかった課題や考えもしなかった新しいテーマに対し、様々な解決策を考え、どうしたら解決できるのかを考える毎日です。解決の手段は、既存の最新技術を活用することもあれば、情報収集し他業種の技術を応用することで解決策に繋げることや、自身で仮説・検証を立て、自社でテスト機を作りテストしながら技術確立を目指すこともあります。社内外の様々な方とコミュニケーションを取りながら、少しずつ前進していく工程は、入社後何年経っても本当にわくわくします。
2018年に、製造設備の開発担当者として、タイの工場へのライン導入プロジェクトにアサインされました。海外の業務では、日本とは業務環境が異なり、時間も限られるため、国内での工場立ち上げ以上に工夫が必要となります。海外のベンダーや導入先の方とコミュニケーションをとりながら仕事を進めることは、言語の違いによって意思疎通がしにくいだけでなく、ビジネスの常識が通用しないため、相手にこちらの意向を明確に伝えるコミュニケーション能力や交渉力が必要になるため、非常に苦労しました。
2020年にインドネシアの工場立ち上げにアサインされ、インドネシアと日本を行ったり来たりという生活を2年ほどしていました。今回の立上げでは、技術開発部(本社部門)として工場設立のプランニングの段階から、安定生産実現まで中核メンバーとして携わることができ、やりがいのある経験になりました。3年目に経験した北本工場では、工場部門としての工場立ち上げを経験し、今回は本社部門の立場で携わることができたことは、非常に感慨深かったです。
これまでの経験を基に、これまでにない視点で新製法や新技術を開発し、お客様にとっての価値創造を技術開発で実現していきたいと思います。既存の生産方式も、過去の数々のノウハウを基に確立してきた歴史があります。その理論を再確認しながらも、固定概念に囚われず、自身がゼロベースで発案し、会社初・業界初・世界初になるような新技術開発がしたいと思います。

写真:松田健太

Q.

どんな学生でしたか?

A.

ものづくり×開発職への想い

小学校の授業の職業体験で食品工場に行った際、工場の機械に興味を持ちました。将来は、製品をつくる機械をつくりたいという思いから、高専に入学を決めました。    
新しいものや知らないことに挑戦するのが好きだという元来の性格もあり、「1から機械を設計する仕事がしたい」「新しいことにチャレンジできる環境に身を置きたい」と思っていました。


自ら動いて出会った企業へ

しかし、当てはまる会社が見つからなかったため、就職活動では、自分で企業を探して気になった会社を教授に伝え、アポを取ってもらっていました。今振り返ると、先輩や教授から紹介してもらっている同級生が多かったので、一風変わった行動をとっていたなと思います(笑)

Schedule

スケジュール

8:45出社

9:00メールチェック

10:00チームミーティング

13:00デスクワーク

15:00外部業者打ち合わせ

-テスト・データ分析

18:00業務終了

19:00帰宅

写真:松田健太

Q.

あなたにとって「Glico×技術開発職で働く」とは?

A.

食品の醍醐味×Glicoならではの面白さ

マーケティング部が開発した商品を、指定された素材で、形状・食感・味を再現することが、私たちの使命です。組み合わせ無限大。食品の創造性の幅は、とても広いんです!既存の機械が使えず、1からつくらなければならないことも少なくありません。「新しいことに取り組めるチャンスが沢山あること」、これが食品企業のエンジニア職で働くことの醍醐味です。
その上で、Glicoだからこそのポイントをお話します。Glicoのエンジニアの担当領域は、工場の機械の開発だけにとどまらず、新製品のネタになる新技術の開発やお客様に届く製品の価値向上など、バリューチェーンの高度化に関わる全てに渡ります。幅広い業務に携わることが出来るので、プロジェクトの全体像を把握しながら、目的意識を持って仕事をすることができます。