People仕事・社員を知る

写真:尾関かさね

仲間と共に「はたらく」を楽しむ!

私の経歴

石井 茉織

新卒入社

・2019年4月 新卒入社
・2019年6月 SCM本部 技術開発部へ配属
 ーポッキーの製造技術開発等を担当
・2020年7月 GMJ北本工場へ出向
 ーポッキー・プリッツの製造ラインで、
  保全業務を担当
・2022年7月 SCM本部 技術開発部へ帰任
 ーインドネシア工場のポッキー生産ライン
  立上げ等に従事

Q.やり遂げてきた仕事について教えてください


A.【1年目:技術で“夢”をカタチにする】

 入社1年目は、生産技術グループに配属され、製造設備の導入や製品開発に取り組みました。特に印象的だったのは、新商品の開発プロジェクトに携わったことです。マーケティング部からリクエストされる商品の形を実現するため、どんな設備なら生産可能かを考え、CADで図面を引いて、それをもとに試作機をつくり、テストを重ねました。試作でうまくいっても、工場で量産するとなると話は別。工場でのテストにも立ち会い、スケールアップに向けて設備を改良しながら、さまざまな部署と共同で製品を作り上げていきました。完成した商品が実際に店頭に並び、お客様に手に取られているのを見たときの感動は、今でも忘れられません。「技術で、わくわくする商品をカタチにできる」ということを強く感じられた経験です。


【2〜3年目:現場に入り込むことで見えてくるもの】

 2年目からは、菓子の製造工場に出向。生産現場での仕事を通して、設備のしくみだけでなく、現場の感覚や考え方も肌で学びました。
 3年目には、焼き菓子の生地を練る混合機の自動温度制御システムの導入を担当しました。従来は工場の作業員の方の経験と勘に頼って手動で調整していた工程に対して、センサーと制御システムを組み合わせ、品質を安定させる仕組みを構築しました。この経験を通して、現場の感覚を理解してこそ良い設備が提案できると実感できましたし、今でも工場とのコミュニケーションや生産ライン改善業務に活かされています。


【4年目〜:海外工場で言葉を超えるエンジニアリング】

 4年目以降は、生産技術グループに帰任。この時期に最も成長できたと感じたのが、インドネシア新工場への検査システム導入プロジェクトです。個包装する商品について、崩れていないか、個数が足りているか、向きが揃っているか…。そうした品質チェックを自動化する画像検査プログラムを、現地の包装ラインに導入しました。言葉の壁や文化の違いに苦労しながらも、粘り強く相手と向き合い、自分の意図を伝え続けることで、少しずつ信頼関係が築けました。導入時にはトラブルもありましたが、現地の技術者と協力して調整を重ね、最終的に稼働に成功したときの達成感はひとしおでした。“世界中にグリコのおいしさと品質を届ける”というミッションに、自分の技術が貢献しているという実感を強く持てた経験でした。

写真:尾関かさね

Q.

どんな学生でしたか?

A.

やりたいことは全部やる!を貫いた大学時代

 勉強・アルバイト・遊びと、充実した毎日を送っていました。毎朝1〜2時間、満員電車で通学しながらも、休みの日は友人との時間や趣味を楽しむようにしていました。アルバイトも複数掛け持ちし、カフェ・家庭教師・イベント運営など、まったく異なる業種を経験しました。中でも、カフェでの仕事は高校生の頃から憧れていたもので、大学時代を通じて続けていた思い入れのある仕事です。お客様との対話やスタッフ同士の連携、時間管理、リピーターづくりなど、さまざまな場面で学びがありましたが、特に「好きなことだからこそ、続けられる」という実感が得られたのが最も大きな収穫でした。この経験を通じて、「自分が心から興味を持てる仕事に就きたい」という思いが明確になり、就職活動では“食”の世界に目を向けました。食は人の心を動かすことができる領域であり、「誰かの楽しい時間をつくる」ことに貢献できるのが魅力だと感じたからです。
 

“自分の仕事が社会にどうつながるか”を実感できる環境を求めて

 大学では、生産システム、物流システム、情報通信システム、サービスシステムなどを幅広く学ぶことができる経営システム工学を専攻していました。もともとは化学系に進もうと考えていたのですが、大学説明会でこの分野を知り、「社会とのつながりがわかりやすく、面白そう」と感じて進学を決めました。学ぶ中で、「部分最適ではなく、全体最適の視点で物事を捉えることの大切さ」や「自分の取り組みが組織全体や社会にどう影響するのかを意識することの重要さ」を実感しました。その経験から就職活動では、若いうちから幅広い領域を担当でき、自分の仕事が会社や社会とどうつながっているかを実感できるという条件を重視するようになりました。最終的にグリコを選んだのは、まさにそのような環境が整っていると感じたからです。他の企業では、分業化が進んでいて自分の役割が見えにくくなるような印象を受けることもありましたが、グリコは少数精鋭で一人ひとりの担当領域が広く、やりがいが大きい。「ここでなら、自分らしく働けそうだ」と感じたのが、入社の決め手でした。

Schedule

スケジュール

8:45出勤

9:00メールチェック

10:00装置メーカーと新技術共同開発について打合せ

12:00食堂で昼食

13:00チームミーティング

14:00新製品の製造条件検討ラボテスト

17:30退勤

写真:尾関かさね

Q.

あなたにとって「Glico×技術開発職で働く」とは?

A.

おもしろい方法を追求し、挑戦を楽しむ!

 グリコのエンジニア職は、ただ技術力を高めるだけではなく、人としての成長も感じられる場所です。「もっといい方法はないか?」「前例がないなら、作ってみよう!」そんな好奇心や挑戦心を、歓迎してくれる文化があります。特に魅力的なのは、若いうちから幅広い仕事に挑戦できること。「やりたい!」と声を上げれば、その意欲に応えてくれる環境があります。実際に私自身も、入社数年で設計から現場改善、海外プロジェクトまで経験することができました。周囲には、困っている人がいれば自然と手を差し伸べる、温かい人たちがいます。一人では難しいことも、仲間と一緒なら実現できる、ということを日々感じられるチームです。技術力を磨きながら、新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げていきたい。そんな想いがある方にとって、グリコのエンジニア職はきっと最高のフィールドになると思います。ぜひ一緒に、技術で食の未来をつくっていきましょう!