People仕事・社員を知る

写真:尾関かさね

困難な局面でも諦めず、解決策を導き出す!

私の経歴

岸本 菜々

キャリア入社

・2023年11月 江崎グリコに転職
  ーSCM本部 グループ調達部
   包材グループ
   包材調達、段ボール製品全般の
   価格交渉窓口 担当




Q.担当しているお仕事について教えてください


A.SCM オペレーションの要――データ分析・社内との交渉・計画/施策立案

 グループ調達部の仕事は、Glico製品に使われるすべての原料と資材を国内外から調達することです。
 グループ調達部は、 製品に使われる原料を調達する原料グループ、製品に使われる包装資材を調達する包材グループ、製品以外に使う備品や消耗品と、複合機リース等のサービスを調達する間接材購買グループの3つのグループに分かれています。私はその中の包材グループに所属しており、調達業務は大きな金額を動かすことから、会社の利益に直結する仕事だと考えています。

 グループ調達部の仕事において、最も重要かつ基本となるのは、「製造で必要な時に」「必要な資材・必要な量を」「安定的に」工場に供給できる状態を確立することです。そのため日々の業務では、調達の仕事としてわかりやすいサプライヤーとの価格交渉だけでなく、社内外との細かな納期の調整や、緊急度の高いトラブル対応も多くあります。調達品の納期やトラブル要因で工場がストップしてしまうと、Glico内部の問題にとどまらず、お客さまにも迷惑をかけることになるため、非常に影響と責任の大きい仕事だと感じています。

 また現在の調達業務では、主に以下2点が重要課題として対応を求められています。
1.コストダウン施策の実行
様々な原材料が値上げ基調である今現在において、既存のスペックを維持したままのコストダウンは困難です。そのため、サプライヤーや工場、事業部(マーケティング・商品開発部署)を始めとする複数の関係部署と協働しながら、包材のサイズ変更やスペックの改良などに日々尽力しています。
2.お客さま満足や環境保護の視点でのより良い包材の調達
Glicoに日々寄せられるお客様の声を把握し、環境保護の観点も踏まえて包材のスペックをどう変更すべきかを検討した上で、展示会へ出向いたり、サプライヤーと商談を重ねたりしながら、最適な包材を探索しています。

 いずれの業務も、包材に関する知識だけでなく、Glico製品の包材にどういった要素が求められているのか?を把握することが不可欠です。そのため、担当1人で悩んで答えを出すというよりは、チーム全員で課題解決策の検討や提案を行っています。数々の検討を経て探索した包材の提案から採用には、関連部門との合意形成だけでなく、包材品質面や機械適正等の様々なテストや検証が必要で、採用ハードルが高いことが多くあります。しかし、課題があってもあきらめず、幾度のチャレンジを通じて結果採用に至った時の喜びは代え難いものです。会社の利益に大きな影響を与えるというだけでなく、お客様や、環境保護に貢献できることにこの仕事にやりがいと誇りをもっています!


写真:尾関かさね

Q.

Glicoに入社する前のわたし

A.

 新卒で入社した会社では、化学系メーカーの調達部で原料・包材の調達担当をしていました。約3年間働いた後、調達業務の高度化や、業務改善に貢献したいという思いから、コンサルティング会社に転職しました。
 コンサルティング会社では、調達部門向けのシステム導入や、調達戦略を検討するプロジェクトに従事していました。コンサルタントとして様々な会社の調達部門の方と関わる中で、原材料の調達で自社製品に貢献できる調達業務の魅力を再発見し、現職への転職を決意しました。
 Glicoでは調達部包材グループにて、ポッキー、ビスコ、バトンドールを始めとした製品の包材調達を担当しています。コンサルティング会社での職務経験を経て、メーカーで働くことの魅力は、自分の仕事が製品という形で世の中の人々を幸せにしている事実が目に見えることだ強く感じました。Glicoの製品はスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど、日常生活の中で目にする機会も多く、自分が関わっている製品やそれを手に取ってくださるお客様の姿を生活の中で見つけられることが、日々の業務のモチベーションに繋がっています。

Schedule

スケジュール

8:45出社。メール・スケジュールの確認

10:00商談・社内打合せ資料の作成

11:00上司との個別相談

12:00ランチ

13:00取引先との商談(価格交渉・新包材相談)

15:00包材課題解決Mtg(お客さま・環境視点包材アイディア出し)

16:30事務作業(価格・包材登録)

17:30業務終了

18:30中国語教室

写真:尾関かさね

Q.

あなたにとって「Glico×SCM職で働く」とは?

A.

働く仲間と一致団結できる雰囲気・環境があるところ

 部署や会社の垣根を越えて、日々闊達な意見交換が行われているのは、職場の特徴の一つです。
 私が働くオフィスでは、SCM本部のメンバーと、グリコマニュファクチャリングジャパン(Glico製品の製造を担っているGlicoのグループ会社)の本社メンバーが同じフロアで仕事をしています。リモートワークも自分のスケジュールに応じて自由に活用できる一方で、フルリモートという訳ではないので、周囲のメンバーの顔と名前、仕事内容が全くわからない、ということもありません。
 調達部における「トラブル」が発生した際、確認先は工場となります。前職では、工場担当の方が遠隔地にいたため、トラブル発生時の確認に時間がかかり、対応が遅れることもありました。一方、Glicoでは工場の統括メンバーが同じフロアで働いているため、トラブル発生時にタイムリーに対応できることが強みになっていると思います。
 業務外でも、運動サークルや社内語学教室などが福利厚生として用意されています。私も登山サークルと中国語教室に参加しており、普段業務で関わることのないGlicoメンバーと接点を持つことができる点も嬉しいポイントです。自分の担当外の業務の話を伺う良い機会になっており、今後業務でもこのネットワークや知識を活かすことができればといいな思っています!