People仕事・社員を知る

写真:尾関かさね

わくわくすることに、どんどんチャレンジする!

私の経歴

奥山 樹

新卒入社

・2021年4月 新卒入社
・2021年6月 技術開発部 装置開発グループ
 -インドネシア ポッキー新工場の
  電気計装担当
・2022年6月 GMJ神戸工場(菓子工場)出向
 ー焼き菓子及びチョコレート菓子の
  製造現場におけるオペレータ業務、
  保全業務、改善業務
  ユーテリティ管理、CO2削減取り組み
・2024年6月 技術開発部 装置開発グループ
 ー電気計装(海外工場への技術支援)
 ー研究業務(自社コア技術の開発)

Q.やり遂げてきた仕事について教えてください


A.【1年目】「未経験」から“世界規模”のプロジェクトへ

 入社1年目は、グリコが自社開発する製造機械の設計チームに配属されました。設計に関する知識もスキルもゼロからのスタートでしたが、グリコの充実した研修プログラムや、何でも相談できる先輩たちのおかげで、少しずつ“技術者”として成長していく手応えを感じることができました。
 特に印象に残っているのは、インドネシアに新設されたポッキー工場の立ち上げプロジェクトに、1年目から携わらせてもらったことです。制御設計から組立・試運転・出荷までを担当し、「世界中の人々にポッキーを届ける」というスケールの大きな仕事に関われたことに、大きなやりがいを感じました。


【2-3年目】“現場”でしか得られない感覚の体得

 2〜3年目は、神戸工場(ビスコやプリッツなどの焼き菓子、ポッキーや神戸ショコラなどのチョコレート菓子を製造)に出向しました。最初の1年間はオペレーターとして、日々の生産やメンテナンスに携わりながら、製法や生産技術を学びました。出向によって、教科書には載っていない“現場ならではの感覚”を身をもって体得できたことは、非常に貴重な経験だったと感じています。また、自ら見つけた課題に対して、現場メンバーと一緒に改善に取り組み、設備の稼働率が目に見えて改善されたときの達成感は、今でも強く印象に残っています。さらに、出向期間中に築いた人間関係や現場目線の考え方は、帰任後の技術開発業務にも大きく活かされています。
 出向2年目には、ユーティリティ設備の管理やCO₂削減施策にも挑戦しました。この経験を通じて、工場全体を俯瞰して捉える視点が養われました。その際に感じた違和感や課題意識が、現在の技術開発業務の礎となっています。


【4年目~】グリコの“未来をつくる技術”を開発する

 帰任後は、再び設計チームに所属し、国内外のグリコ工場に向けた製造設備の設計・導入・改善に携わっています。最近では、海外工場でのライン移設に伴う現地立会いや、遠隔地からの制御プログラムの改修による品質向上など、グローバルで展開するグリコ商品の生産を支えるプロジェクトを担当しています。
 さらに現在は、次世代を見据えた技術研究にも挑戦しています。グリコがこの先何十年とグローバルで勝ち抜いていくためには、無人化技術や独自の生産技術など、“グリコならでは”のコア技術の開発が必要不可欠です。グリコには、課題解決のために新しい技術や手法にどんどんチャレンジできる環境があります。将来のグリコを担う技術を自らの手で生み出すことに、毎日わくわくしながら取り組んでいます!

写真:尾関かさね

Q.

どんな学生でしたか?

A.

常に新しいことを求めた学生時代

 小学生から大学生まで、野球・陸上・サッカー・ラクロスと、さまざまなスポーツに取り組んできました。とにかく体を動かすのが大好きで、気づけばいつも外で活動している、そんな学生時代でした。振り返ってみると、異なる競技にチャレンジしてきたのは、「新しいことに飛び込んで、自分の可能性を試してみたい」という想いが根底にあったからだと思います。「自分の強みが、別のフィールドでどこまで通用するか」を試すのが楽しかったんです。その感覚は、就職活動でも変わりませんでした。「自分の力を社会でどこまで活かせるか」「もっと広く、面白いことに挑戦したい」――そんな気持ちから、チャレンジングな環境を求めて企業選びをしていました。
 

自分がしたいことは何か

 大学では電気工学を専攻し、電磁気学や回路設計などの基礎を学んだ後、次世代エネルギーとして注目される「核融合発電」の研究に取り組みました。地球環境問題の解決に繋がるスケールの大きなテーマに触れ、研究自体にはやりがいを感じる一方で、「もっと人の暮らしに直接つながる仕事がしたい」という気持ちも芽生えてきました。
そんなときに関心を持ったのが「食」でした。「食」は、生きていくうえで不可欠な存在でありながら、誰かを笑顔にしたり、家族や友人との楽しい時間を彩る“感情のある価値”を生み出してくれるものです。「自分の技術で、そんなわくわくを世界中の人に届けられたら」――そう思い、さまざまな食品メーカーのインターンに参加しました。その中でも、ものづくりに対する真剣さと挑戦を後押ししてくれるカルチャーを感じたグリコに、最も惹かれ、入社を決めました。入社から4年たった今も当時の思いは変わらず、「技術者としてどうお客様にわくわくを届けられるか、そのために自分がどれだけわくわくしながら仕事に取り組めるか」を大切にしています。

専攻が違っても、技術者として活躍できる

 ちなみに、学生時代の研究と現在の業務に技術的なつながりは……正直、ほとんどありません(笑)。それでも、研究を通して身につけた「課題を見つける力」「仮説を立てて検証する力」「最適なプロセスを組み立てる力」は、今の仕事にも活かされています。「今の専攻とは関係ない仕事を選ぶのは不安…」と感じている方も多いかもしれません。私自身がそうでした。でも、安心してください。グリコには充実した研修制度や、優しく丁寧に教えてくれる先輩たちがいるので、大丈夫です!
 

Schedule

スケジュール

8:45出勤・メールチェック

9:00チームミーティング

10:00午後に組み立てるテスト機の
プログラム最終チェック

12:00ランチ

13:00テスト機組立
(配線、デバッグ、試運転)

15:30取引先と装置仕様すり合わせ

16:30テスト結果のデータ分析

17:30退勤

写真:尾関かさね

Q.

あなたにとって「Glico×技術開発職で働く」とは?

A.

Glicoの技術者は、
“ものづくりの全体”に挑める

 機械・電気・制御・デジタル―― 。やる気があれば、専門分野を超えて挑戦できるのがGlicoです。たとえば私も、電気専攻出身ですが、現在は機械設計にも関わっています。もちろん製品ジャンルも幅広く、ポッキーやビスコといったお菓子はもちろん、アイスやチルド商品、健康食品など製造工程も多彩。だからこそ、日々新しい技術に出会えるんです。5年目に入った今でも「初めて」が絶えず、毎日が刺激に満ちています。「技術者だけど、ずっと同じ仕事ばかり」…そんなイメージとはまったく違う職場です。
 

“変わらないおいしさ”を届け続けるための技術

 社会がどれだけ変化しても、お客様に変わらないおいしさと安心を届ける——そのために、Glicoのエンジニアは“変わり続ける”ことを求められます。たとえば、製造ラインの無人化。環境負荷を減らす省エネルギー技術。世界中の工場を遠隔でつなぎ品質を安定させる仕組み。どれも技術がなければ成り立ちません。つまり、Glicoの未来をつくるのは、技術者たちの挑戦なんです。
 自らが開発した技術、設備でたくさんの人をわくわくさせ笑顔にできる製品を生みだす仕事——素敵だと思いませんか?