People仕事・社員を知る

写真:尾関かさね

Think Outside The Box

私の経歴

穂苅 早織

新卒入社

・2015年10月 新卒入社
・2015年11月 健康科学研究所(当時)に配属
 ー食品の生理機能探索など基礎研究を担当
・2019年7月 海外留学/経営企画部兼務
 ー睡眠関係の基礎研究に従事
・2020年8月 国内留学
・2023年3月 博士号(医学)取得
・2023年4月 国内派遣
 -神経科学に関する基礎研究に従事

Q.やり遂げてきた仕事について教えてください


A.「軸」を持って仕事をすることで、自分ならではのアウトプットが生まれる

 やり遂げた、というよりは今も続けていることですが、仕事をする上では自分の「軸」を大事にしています。入社してしばらくは言われたままに仕事をしていましたが(もちろん最初は言われたことをキチンとやるというのも重要です!)、ちょうど入社4年目に海外の研究室に派遣され、時差の関係もあり、なかなか本社の人たちとリアルタイムでコミュニケーションがとれないなかで、一体自分は何をしたいのか?本当にやるべきことなのか?と悩んだ時期がありました。そのようななかで、多くの研究者や起業家の方のお話を聞く機会があり、自分の「軸」 (≒ここだけは譲れない、こだわりのようなもの)をもって仕事をすることの重要性を知りました。社会人として仕事をしていくなかでは、あまり気が進まないことがあったりや、疑問が生じたりすることもあります。それでも、自分のなかに軸があれば、こうすれば前向きに取り組めるのではないか?こういう提案をしてみればいいのでは?代わりにこういうやり方がいいのではないか?とアイデアが出やすいと思います。
 帰国してからは軸を大事に様々な提案や取り組みをしてきました。そのなかの一つが社内の睡眠関係の研究や事業に取り組むメンバーのコミュニティ形成です。私は“知は分け合うもの” と考えています(軸のひとつですね) 。一人一人の経験や知識、知見を会社の財産として大切にするためには、共有の場があることはもちろん、何よりも信頼関係が重要だと考え、そのために心地の良い、気軽に相談できるコミュニティをつくることを意識してきました。 、、、とはいえ、最初から自分の軸なんてわからないものです。やはり最初は何でもチャレンジして、まずはやってみるという姿勢が大事なのではないかと思います。


写真:尾関かさね

Q.

どんな学生でしたか?

A.

勉強もプライベートも全力投球!

 よく勉強した大学生活だったと思います。理系の学部を選んだものの、元々数学や化学がそこまで得意ではなかったので希望の進路に進むために、大学に入ってからは猛勉強しました。さらに空いた時間や放課後には、英語の課外授業や、留学生向けの授業を聴講したりと大忙しでした。進学先のイギリスの大学院でも、世界のトップ校からやってきた同級生たちに負けじと、本業の勉強はもちろん、ネイティブスピーカーと互角にディスカッションするために、研究の合間には英語のクラスも履修していました。ラボにはオンオフの切り替えをキッチリする方が多く、私も倣って平日は研究や勉学に集中し、週末は旅行したり、音楽フェスティバルなどに行ったりして切り替えを大事にしていました。このときに確立した仕事スタイルで現在も仕事をしています。
※写真:大学院の卒業式で会場だったロイヤルアルバートホールにて


自分のやりたいことを大切に――とらわれない選択を

 卒業後は、帰国して就職するか、現地に残ってアカデミアで研究を続けるか、とても悩みましたが、最終的には当時「おいしさと健康」というシンプルかつ重要なGlicoの理念に共感し、帰国して就職することにしました。当時は進路について、企業かアカデミアかの二者択一、卒業時にどちらかを選択する必要があるのではと考えていたのですが、数年前から企業にいながら国内外のアカデミアと密接に仕事をしているので、必ずしもそうではないなと今は思います。グリコでは博士課程まで修了した方や、アカデミア出身のキャリアの方も活躍していますので、企業かアカデミアかは、もちろんどちらか一筋でもいいし、途中で変えたり、私のように両方やったりと、柔軟に考えていただければよいのかなと思います。また、専門と英語など語学の勉強はやっておいて損はないです。その糧は必ず活きてきます。

Schedule

スケジュール

9:00社内打ち合わせ

10:00実験

12:00近くのカフェで昼食

15:00データ整理、報告書の作成

16:00上司と結果についてディスカッション

17:00実験計画作成

18:00業務終了

19:00帰宅、夕食

22:00就寝

写真:尾関かさね

Q.

あなたにとって「Glico×基礎応用研究職で働く」とは?

A.

自分の「やりたい」を叶えてくれる環境

Glicoの基礎応用研究職において、研究や企画のアイデアは、キャリア年数も、出身大学も関係なく、入社1年目から提案できます。また、それに協力してくれる人たちもいます。自分のアイデアで社会に貢献したい!やりたいことがある!と能動的に動ける方にお勧めしたい環境です。