Q.やり遂げてきた仕事について教えてください
A.4年目の失敗から大きく変わった仕事への姿勢
私は、SUNAOの商品開発を通じて、Glicoのパーパスを実現し、さらに自分の夢である「食の力を活かして、世界中に新しい食と人の繋がりを創るという夢」を実現したいと考えています。その目標に向けて、日々の業務で心掛けていることが、「楽しみながら、でも真面目に最後までやり遂げる」ということです。
そう心掛けたきっかけは、4年目での失敗です。当時は失敗して、ひどく落ち込みましたが、落ち込んでばかりいた時に社内のメンバーが私に手を差し伸べてくれる姿を見て、「自分が暗い顔ばかりしてはいけない」と感じ、その時から失敗を受け止めて、いかに課題を解決するかと前向きに考えることが大切だと気づきました。さらには自分自身が楽しむ姿勢でいることにより、周囲も前向きに取り組んでもらえるようになり、チームとしてお互いに良い影響を与えられると感じてから、今も常に意識しています。
成長のチャンスと捉え前向きに楽しく!
例えば、最近の経験だと、冷凍パスタ『SUNAOごろっと具材の生パスタ』を開発した時のことです。Glico8年ぶりの冷凍食品開発であり、社内でもほとんど経験者がいない中で5年目で担当になったため、始めはとても不安でした。
しかし、まずは「新しいカテゴリーの開発に挑戦できるなんて成長のチャンスだ!」と前向きに考えて、ゼロから自分自身で満足できるまでレシピを考え、新しい原料や調理方法を検討し、製品の大枠ができました。しかしその後、お客様に試食をして頂いた際に、「量が少なく感じる」などという調査結果を受け、更なる改善が必要となりました。お客様の目線でわくわくしながら考えた時に、糖質量等の条件が厳しい中でも、もっと彩りや量がほしいなと感じ、見た目である“映え”を意識しよう!と楽しみながら改善を重ねました。
やっと調査結果を踏まえた改善ができ、製品が完成した後も、発売に至るまでには様々なステップがあります。原料調達、品質、製造、情報伝達など、様々な課題に対して、商品開発担当として他の部署と一緒に協力し取り組みました。その中でも、実際にそれぞれの部署の社員にも製品を食べてもらい、“おいしい”の一言もらってコミュニケーションを深めよう!等、楽しむ気持ちは忘れませんでした。
結果、ファンミーティングやお客様の声で、おいしいというお褒めのお言葉をいただけました。また、会社としても、今後、SUNAOで冷凍パスタのラインナップ拡大に注力していこうという判断に繋がりました。 これからも、どんな時でも楽しみながら、でも真面目に最後までやり遂げて、他の部署や身近な人も含めて、お客様の「すこやかな毎日、ゆたかな人生」に寄り添える製品を届けていきたいです。

Q.
どんな学生でしたか?
A.
食べることが大好きだった幼少期——大学では研究に没頭
小学5年生から高校までの8年間、バスケットボールに全力を注いでいました。毎日動くので常におなかがすいていた私は、バスケットボール以外には「食べること」にしか興味がありませんでした。そのため、必然的に食に関する仕事を夢見ていました。大食い選手に憧れる頃もありましたが(笑)、高校受験の頃、自己分析した際に普段からスーパーやコンビニなどで新商品を見ることが好きな自分に気づき、食品の新商品開発をやってみたいと強く思いました。その夢に近づくために、“食”を学べる大学に進学し、食品全般を勉強しました。特に実習では創ることの楽しさを知り、自分の大好きな食べ物についての研究に没頭しました。
大学生活の中で、私の興味は「世界」にも広がりました。きっかけは韓国ドラマでしたが、アイドルにハマり、旅行に行き、交流プログラムやインターンシップに参加し、ついには大学院で留学生と暮らせる国際寮に入りました。
国際寮での生活で感じた食が持つ力
寮では食を通じて、世界の人と繋がるということを経験しました。留学生とともに暮らす寮では、お互いの国の料理を食べながら、お互いのことを語り合いました。その経験から、食はお互いを知る手段として最適であり、人の繋がりを創る力があると実感しました。
この食の力を活かして、世界中に新しい食と人の繋がりを創るという夢を実現したく、当時「おいしさと健康」という企業理念の下、たくさんのカテゴリーの商品を世界中に届けようとしているGlicoに入社を決めました。今も、SUNAOという製品を通して、糖尿病や糖尿病予備軍の方から、身近な家族や友人まで、世界中の人にとって、「病気にならず健康な毎日、食べることを楽しみながら人との繋がりを感じる幸せな人生」を実現するために、邁進しています!
8:45メール確認
9:00レシピ作成
10:00試作
11:30試食評価(兼ランチにすることも)
12:00昼休み
13:00試作の続き
16:00マーケティング部・製造会社との打ち合わせ
17:00原料関係や工場関係の資料確認・作成
17:30退社

Q.
あなたにとって「Glico×商品開発職で働く」とは?
A.
苦労の先にある製品発売時の達成感
Glicoの開発職には、自分の担当商品だけでなくGlicoの全カテゴリー(菓子、加工食品、冷菓、発酵乳、飲料、洋生菓子など)について学べる研修が用意されており、各カテゴリー社員から、講義と試作の指導をしてもらえます。幅広い食品加工に関する知識や先輩社員との繋がりも得られます。 また、配属後の業務については、先輩社員1名とタッグを組んで、担当製品を開発します。1年目から、レシピ開発・原料採用・製造現場である工場立会等直接指導してもらえます。新しい製品を発売するまでに、何度も何度も試作したり、作ったレシピの価値を言語化する資料を作ったり、周りと協働しながら課題を解決したり様々な業務があります。そんな苦労を重ねている中でも製品が発売できたときは嬉しく、達成感を感じます。食に興味があり、仲間と目標に向かって取り組むことが好きな方におすすめな職場です。