Q.仕事の軌跡
A.
新卒では、学校が好きで男女差なく働ける学校事務に魅力を感じ、学校法人に就職しました。仕事は学生対応をイメージしていたのですが、本部の給与係に配属されました。そこで、人事に関する法律(労務、社会保険など)にふれ、社会保険労務士資格の勉強を通して体系立てて学ぶことで、ますます人に関する法律が面白く感じました。人事に関する幅広い知識を身に着けたいと一念発起し、30歳目前にHRマネジメントを学ぶためアメリカに留学しました。アメリカ滞在中に日本では当たり前だった日本商品の質の高さを改めて知り、帰国後は日本の企業で海外展開を進めている会社で働きたいと思い、Glicoに入社しました。入社直後は経験のある給与業務に携わっていましたが、ほどなくして未経験にも関わらず海外人事グループに異動し、海外赴任者支援をはじめ、海外のグループ会社の人事基盤構築や、人事制度を海外メンバーと共につくりあげていく仕事に携わらせてもらいました。複数国のメンバーで構成されたプロジェクトでは、言語、バックグラウンド、法律、組織カルチャーも違う中で、同じGlicoとしてどのようなグローバル制度を構築すべきかを議論し結論を出すのは大変でした。異なる意見が活路を見出すこともあれば、平行線になることもあったり、各国の温度感の違いに悩んだりと、様々な考え方の中で価値あるものを導き出していく道のりは大変ですが、結果が自分の想定を超えた仕上がりになるのが楽しく面白かったです。「海外のメンバーと英語で人事をする」という、新卒時の自分では想像できなかった仕事ができたことをとても嬉しく思っています。
2024年10月からは、人事戦略グループで女性活躍推進を担当することになりました。異動を聞いた時には、「戦略」に少々苦手意識をもつ私がどうして?!という驚きと不安が大きかったです。戦略を描こうとパソコンに向かっても全くアイデアが浮かんでこず、日ごろから新しい情報を吸収し、よく考えておく必要があると気づき、知識を得るため本を読み漁り、人に話を聞きにいったり、財務情報など踏まえて戦略を語れるようになりたいと会計ビジネスの初歩を学び始めました。戦略を描くまで、まだまだ道半ばですが、上司や周りの方々にご指導いただきながら日々、新しいことを楽しみながら奮闘しています。

Q.
Glicoに入る前の私
A.
「変わる」に挑戦した留学——その中で知った「自分らしさ」で勝負することの大切さ
わたしは小学生の頃に親の仕事の都合で南米に3年間住んでいました。帰国後に日本の学校に転入した際に、クラスメイトとの違いを感じることが多々あり、疎外感を感じることもありました。クラスのみんなと仲良くなるため、クラスの人気者たちの良いところのマネをすることで馴染もうと努力していました。そこから私は誰かの良さをみつけることは得意な一方で、自分が何者かよくわからず迷走する思春期~青年期を送ることになります(涙)そんな自分があまり好きではなく、「変わりたい」という強い思いがあり、30歳目前に「Change!」をスローガンに留学を決めました。アメリカでも相も変わらず、周りの人の良いところをマネして自分を変えようとしていました。そんな中、心理学の授業で「人は変われるのか」という問いに対し、先生が「リンゴの木からバナナはならない」と答えた瞬間、わたしは、ハッとし、わたしはリンゴなのにバナナになろうとしていたんだと気づきました。この体験は、他人らしさではなく、自分らしさに目を向けるきっかけとなりました。
わたしは、Glicoで障がいのある方、海外の方など多様な方々と一緒にお仕事をすることで、違いがあるからこそ、新しい価値が生まれる経験をいくつもしてきました。小学生の時に抱いた苦い思い出だった「違い」が、その人らしくいることで唯一無二の違いを生み出し、それはとても尊いものだと身をもって知ることができました。このような経験から、わたしはGlicoで働く人が、その人らしさを最大限発揮し、らしさ×らしさのシナジーで、チームとして今までにない新しい価値を生み出し、成果を上げる組織づくりに貢献していきたいです。
9:00メール確認
9:30企画検討(午前中は企画を練ったり、集中して考える時間にしています)
12:00ランチ
13:00資料作成
14:00チーム会議
15:00打合せ(煮詰まったりすると得意なメンバーにアドバイスをもらいにいったりします)
16:30問い合わせ対応
18:30退社

Q.
あなたにとって「Glico×人事職で働く」とは?
A.
Glicoの人事は約70名と規模も大きく、幅広い人事課題に取り組んでいます。これらの課題を解決するため、多様なバックグラウンドや専門知識をもつメンバーがアイデアを出し合ったり、ノウハウを共有し合ったりと、お互いに切磋琢磨できる仲間がたくさんいます。新たな取り組みも多いため、自ら調べ、積極的に学び、未経験分野にも挑戦したいという方には、楽しくやりがいのある環境です。