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写真:尾関かさね

Glicoのブランド価値向上に貢献する

私の経歴

砂押 健太

新卒入社

・2017年4月 新卒入社
・2017年6月 グループ法務部 契約・一般法務チーム 配属
 ー主に契約関連業務(日文・英文)を担当
・2018年4月 グループ法務部 商標チーム(現 商標グループ)異動
 ー主務として、商標関連業務(国内・海外)を担当
 ー兼務として、契約関連業務・コンプライアンス関連業務を兼任
・2020年4月~現在 商標関連業務(国内・海外)専任


Q.仕事の軌跡

 グループ法務部は、「法律的手法・アプローチを駆使してグループの社益を実現し社会のニーズに応える」ことを部門ミッションとして掲げています。その中でも、私が所属する商標グループの役割は、当社の商標=ブランドを適切に保護し、活用することで、「ブランド価値の向上」を実現することにあります。
 当社が有する「Glico」や「Pocky」といった商標は、まさにブランドであり、そして重要な財産です。例えば、「Glicoの商品だから信頼できる」、「Pockyの新商品だから美味しそう」といったように、お客様の信頼を商標を通じて蓄積させることで、ブランド価値を高めていかなければなりません。具体的には、先行商標調査や商標出願を通じたブランドの権利化、模倣品販売などの第三者によるブランド毀損行為の排除、商標ライセンスを含む各種コラボレーションを通じたブランドの更なる活用など、事業部門と協働し、法的な見地からグローバルでのブランド価値向上に貢献していくことが私たちの使命となります。そのためには、関係法令に関する知識やノウハウを常にアップデートして専門性を発揮することは勿論のこと、マーケティングトレンドや最新テクノジー等にもアンテナを張り巡らせ、日々スキルを磨いていくことが求められます。
 Glicoはロングセラーブランドを多数保有していますが、これらのブランド価値を更に高めていくためにはどうすべきか、また海外に広げていくためにはどうすべきか、などを事業部門と一体となって検討・推進していくことが、商標業務の担当者として最も頭を悩ませるポイントであり、そしてやりがいのある仕事でもあると思います。またその一方で、ブランド価値向上に向けて常にアクセルを踏みつづけるだけではなく、法的な視点から懸念がある場合には、ブランドを守るために企画にブレーキをかけることも私たちが担う重要な役割です。そんなときには、どのようにすれば問題点をクリアにできるかを事業部門に寄り添って考え、実現まで導くことが、法律のプロとしての腕の見せ所だと思います。そうして生まれた商品や企画がヒットしたときは、「本当に良かった!」と感じます。

写真:尾関かさね

Q.

Glicoに入る前の私

 学生時代は大学内の学生劇団に所属し、演劇活動をしていました。役者として舞台に立つことも勿論ですが、脚本を執筆したり演出を付けたりするなど、芝居全体をマネジメントすることも大好きでした。一つの劇を作りあげるためには、役者の他にも、脚本家や演出家、音響や照明などの各専門スタッフ、外部との窓口になる制作陣、それらを取り纏める舞台監督など、たくさんの人々の貢献が不可欠です。より良い「モノづくり」のためには、個人の頑張りだけでなく、チームとして力を結集させて取り組むことが大切なのだと感じました。それは、「事業部門と協働してビジネスを推進する」という今の仕事にも通じていると思います。
 また、法学部在学中に9か月の米国留学をしたことも、自分にとって非常に大きな経験となりました。留学中の日々の生活の中で、日本の技術や文化、特に「食」の素晴らしさを再認識したこともあり、食品メーカーへの就職を目指すことを決心し、帰国後は、技術やブランドと結びついた法律を学ぶことのできる知的財産権法のゼミを専攻して勉学に励みました。その中でも、特にブランディング活動と密接な繋がりを持つ商標の世界に強い興味を抱き、将来的に商標の仕事に携わりたいとの思いから、B to Cメーカーとして国内でのロングセラーブランドを複数保有し、今後海外でのさらなるブランド展開が期待できるGlicoへの入社を決めました。

スケジュール

9:00メールチェック

10:00新商品開発に関するマーケティング部とのMTG

12:00ランチ

13:00特許事務所や海外代理人とのやり取り

14:00チームMTG(手持ち案件の情報共有、進め方の相談等)

16:00デスクワーク(商標調査・出願等の手続、ライセンス契約のチェック、関連部署へのレポート作成など)

18:00業務終了

写真:尾関かさね

Q.

あなたにとって「Glico×法務職で働く」とは?

 Glicoの法務部の魅力は、「専門性を発揮することで経営層への働きかけを行いながら、現場の商品に近いところでも仕事ができる」点にあると思います。培った法律スキルを武器として活用し、事業や経営のTopの意思決定に関与することができる一方、食品というB to Cの中でも生活に身近な商品を扱っていることもあり、契約交渉に携わった商品がスーパーの店頭に並んでいる、など、事業の最前線も日々リアルに感じながら仕事をすることができます。
 また、特に商標業務の担当者はマーケティング部門との距離が非常に近いことも特徴的で、「法律」を駆使した異なる視点から、マーケティング活動やブランディング活動に携わることができる点も魅力的です。