People仕事・社員を知る

写真:尾関かさね

自分が携わったことによる価値を生み出す

私の経歴

佐久間 光司

新卒入社

・2014年4月 新卒入社
・2014年6月 セールス本部 中部エリア支店
      冷菓グループ
・2016年7月 経理部管理会計チーム
・2018年6月 ファイナンス部
    コーポレートファイナンスグループ
・2024年12月 ファイナンス部経理グループ




Q.やり遂げてきた仕事について教えてください


A.経験ゼロでファイナンス領域へ――基幹システム刷新プロジェクトへの挑戦

入社後2年間のセールス時代を今になって振り返ると、ファイナンス部から一番遠く、生活者に一番近い現場で、実際に商品がお客様の手に渡り会社に収益が生まれる部分に関わることができた貴重な経験でした。また、自販機の新規開拓で様々な業態のお客様に向けて営業を行ったことで、文学部・オーケストラサークル卒で狭い世界を生きてきた自分が心身共にだいぶフットワークの軽い人間に変わりました。これは特に基幹システム刷新プロジェクトで、様々な立場のメンバーとコミュニケーションを取りながら業務を進めていくという面で自分の強みになったのではと感じます。    
 経理部・ファイナンス部でも、異動時は会計知識ゼロで自信もありませんでしたが、「一つひとつ知識を積み重ねると見える世界が着実に広がる」という職種は性に合っており、上司・OJTなどのサポートもあって上手く業務・組織にフィットすることができました。当時の経理部は今と比べると若手が少なく、入社3年目で異動してきた会計素人の自分は温かい目でフォローいただき、幅広い担当業務経験やPJアサインの機会もいただけるなど、諸々のタイミングにも恵まれました。そんな幸運もありましたが、テーマにも挙げた通り「自分が担当し携わったことによる価値を1mmでも多く生み出す」という思いは常に持っていました。原材料高騰や為替変動等の環境変化に対応するための仕組み構築など新しいことに取り組んだり、月次決算等のルーティン作業でも少しでも合理化・効率化・付加価値向上できるようロジックとフォーマットを改善したり、どんな業務でも思考停止で前例踏襲するということだけはしたくないという姿勢で業務に取り組んできたつもりです。


「自分の仕事で価値を生み出す」そのためにはどうするか

2024年に新システム稼働を迎えた基幹システム刷新ロジェクトでは、そういった経験・姿勢が活きた部分も多かったと感じます。自分が担当したのは原価計算領域ですが、製造部門は営業と同様に非常に多くの立場の異なるメンバーが「現場」を時々刻々と動かしています。その領域で唯一のファイナンス部だった自分は、できるだけお役所的な対応やコーポレート部門からの無理強いをせず現場の運用が回るかという点にも配慮するよう心掛け、プロジェクトメンバーのみならず製造子会社の業務担当者やシステムベンダー等とも頻繁にチャット・電話で直接コミュニケーションをとり、新システムのロジック・運用を構築しました。
担当領域は旧システムからの変更がかなり大きい領域だったため、そのようにして協働一致で新たな仕組みを構築していく中では、前述のようなこれまでの経験・姿勢が自分を助けてくれた面も大きかったと感じます。 
 現在は、税務業務という全く異なる分野の担当として業務に励んでいます。不安もありますが、全てが新たな学びなので、新鮮な気持ちで日々の業務に取り組んでいます。

写真:尾関かさね

Q.

どんな学生でしたか?

A.

オーケストラと英文学で、細部までこだわり追求した大学生活

大学時代は、オーケストラの活動に打ち込んでいました。週3回の合奏練習を「冠婚葬祭以外の欠席・遅刻・早退禁止」という厳しいサークルで、成人式も練習と重なって出席できないほどでした。年2回の定期演奏会に向けて楽譜の隅々までこだわって練習を重ねたこと、そんな日々を共に過ごした仲間、特にパートの同期と非常に濃密な関係を築けたことはかけがえのない財産です。パートの同期は下宿生が多く、練習後に私の家で週に何度も食卓を囲んだのも、家族のような絆を築くのに一役買ったと思います。就職活動では、十数人のパート同期と自宅で鍋パーティーをしている写真をESに貼り付けて、「こんな笑顔を生み出す『食』に携わる仕事がしたい!」と意気込んでいました。また、学業は文学部で英文学を専攻しました。卒論のテーマにはやたらと難解な小説を選んでしまい、4回生の1年間は文庫本ぐらいの小さなペーパーバック1冊をウンウン唸りながらボロボロになるまで読み込んでいました。    
 オーケストラ・英文学はいずれも、一つのことを時間をかけて細部まで追及するという活動であり、性質的にも物理的にも非常に狭い世界で過ごした大学生活ではありました。特にセールス時代には、もっと卒業後の人生に役立つことや世の中と関わることをしておけばよかったと後悔することもありました。ですが、今になって考えてみると、「時間をかけて追及する」ということこそ社会に出てからはなかなかできないことであり、複雑なことを粘り強く考えやりぬくことの耐性やスタミナのようなものは、今の自分の一つの強みになっているのではないかと感じます。

Schedule

スケジュール

9:00出社・メールチェック・返信

9:30打合せ資料準備

10:00新規案件のシステム処理プロセス・会計処理打合せ

11:00打合せ内容の整理・課題検討

12:00ランチ

13:00新規KPI作成方法検討

16:30月次定例データ処理作業

17:30退社

写真:尾関かさね

Q.

「Glico×ファイナンス職で働く」を売り込んでください

A.

会社・部門の変革の中で、自分を成長させられる

ファイナンス・経理というと、決算や申告のために会計基準や税法で決められたことをきっちりやる、という受動的なイメージがあるかもしれません。しかし実際には、会社の状況は各社各様で、ファイナンス部門に求められることや取り組むべきこと、風土も様々です。
 Glicoは現在変革の真っ只中の会社であり、ファイナンスの力でビジネスをリード・サポートする「ビジネスパートナー」を目指すファイナンス部の全てのグループが毎年様々な変革に取り組んでおり、日々新たな課題に向き合っています。年齢や社歴に関わらず様々な新規案件やPJに携わる機会もあり、努力した分だけ成長でき、さらなる成長のチャンスが掴める環境だと思います。