ChallengeGlicoの挑戦

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プロジェクト/商品の簡単な概要説明

2017年に誕生して以来、糖質量を10g以下に抑えたアイスやビスケットなど、さまざまな「適正糖質」商品を展開してきた「SUNAO」が、「もっちりパスタ」と3種の「ソース」を販売しました。「糖質制限」ではなく習慣的な「適正糖質」の考えと関連商品を浸透させる狙いを基に、どのように開発が進められてきたのかプロジェクトメンバーにインタビューさせて頂きました。

写真
Step01

今回のプロジェクト/商品開発を行ったきっかけ

「SUNAO」ブランドは、「適正糖質」という考えを大切にしています。1日に摂取する糖質量を適正に調整する「適正糖質」生活を送る人たちに向けて、糖質を調整した商品を展開してきました。この考え方は「食・楽・健康協会」の山田先生が提唱する「ロカボ®」に基づいたものです。「ロカボ®」とは、極端な糖質制限やカロリー制限とは違い、1食の糖質量を20〜40g、間食は10g以下に、1日の糖質摂取量を70〜130g以内に収める食生活のこと。「SUNAO」シリーズは、この考えに則った糖質量にこだわり、商品を開発してきました。今回、新たに仲間入りしたパスタは1食分の糖質量が21.1g。ソースは3種類すべて糖質量5g以下に調整しています。「『食べることが大好き!でも、糖質が気になる……』という方でも、毎日の食生活を思いっきり楽しんでいただけるように」そんな想いで開発を進めました。

Step02

具体的なプロジェクトの内容

これまで、「SUNAO」はアイスやビスケットといった間食に食べる商品、いわゆるお菓子を中心に展開してきました。しかし、毎日の食生活を楽しんでいただくためには、やはり食事、中でも主食というジャンルにもっと目を向けなければとずっと考えていました。リゾットはすでに発売していますが、もっと自宅で気軽につくれて、メニューのアレンジがしやすいもの、身近に感じられるものはないかと考えた結果、パスタに辿り着いたんです。

写真:液体ミルク「アイクレオ」と哺乳瓶
Step03

今回の取組で苦労した事・学んだこと

Glicoはお菓子づくりのノウハウは豊富にあるのですが、乾麺のパスタをつくるのは初めての試み。正直、一言では言い表せないほど苦労の連続でした。つくった試作品の数は通常の何倍にもなっています。  また年々、世の中で糖質ゼロ・オフ食品(※2)は増えてきています。2014年から2020年の間だけで、市場が2.8倍(※3)になったというデータもありますし、糖質に関するインターネット検索数も年々上昇していて、お客さまの糖質に対する関心が確実に強くなってきていることがわかります。社内での感心や注目度も高く、本当にたくさんの部署や人と関わりながら一歩一歩、開発を進めていきました。無事発売を迎えた今、「ようやくここまできたか!」という喜びで胸がいっぱいです。文字通り、開発メンバー全員が一致団結してつくった商品です!

※2)糖質ゼロ・オフ食品:一般用加工食品のなかで、糖質の低減やゼロを実現・訴求しているものとなります。(元から低糖質のサラダチキンなどは含みません)
※3)出典元:2020年糖質ゼロ・オフ食品の市場分析調査 TPCマーケティングリサーチ株式会社より

Step04

今後Glicoでどんな挑戦をしていきたいか

新しいことを取り組みというのは色々な困難が伴うことであることを体感しました。一方で、その困難を経験することこそが、自分自身の成長に繋がりました。また、お客様への価値提案という観点においても、新しさ、難しさのプロセスがあることは逆にチャンスであり、よりお客様への価値ある提案に繋がるのではと思います。今後も、自己成長のため、お客様のためにも、より困難かつ新しいチャレンジを楽しんでやっていきたいです。

写真:チーム