ChallengeGlicoの挑戦

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プロジェクト/商品の簡単な概要説明

大阪府摂津市で開催された第43回大阪障害者技能競技大会「アビリンピックおおさか2023」に、Glico障がい者採用メンバーが多数在籍するスマイルファクトリーから、初めて2名のメンバーが出場しました。 アビリンピック(Abilympics)とは、障がいのある人が職場や学校で培った技能を競う大会であり、能力(ability)+オリンピック(olympics)を掛け合わせた造語です。2023年度は全国大会予選の大阪大会として、3日間にわたって全11競技が行われたものです。

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今回のプロジェクト/商品開発を行ったきっかけ

スマイルファクトリーが掲げる「脱〝苦手の克服〟から〝得意の創出〟」を実現するために、得意な分野を活かした能力発揮出来る場だと思い、アビリンピックへの出場を決めました。 「アビリンピックおおさか2023」では普段のスマイルファクトリーにてメイン業務の1つであるパッキングや、学生時代から得意としているPC入力を活かした、『製品パッキング』と『PCデータ入力』部門に挑戦するため、大会出場前から業務の合間に時間を作り、練習を重ね本番に臨みました。

【スマイルファクトリー】 Glicoグループは、多種多様な社会課題を解決するために、ダイバーシティ&インクルージョンに真摯に取り組んでおり、2018年からは、障がいのある人がその障がいの種類にかかわらず活躍できる職場、スマイルファクトリーを開設しております。 https://www.glico.com/jp/csr/about/society/diversity/

Step02

具体的なプロジェクトの内容

アビリンピックは正式名称を「全国障害者技能競技大会」と言い、昭和47年11月に千葉県で開催されて以降50年以上続いており、現在は国際アビリンピックが開催される年以外は毎年開催されています。 アビリンピックでは様々な種類の能力を発揮できる場があり、個人の能力を最大限に発揮できる種目にチャレンジすることが可能です。 2023年度は『製品パッキング』『PCデータ入力(知的障がい者のみ)』の2種目にチャレンジしました。
<製品パッキング>
競技内容が2つに分かれており、第一課題「緩衝材を組み立て、結束」第二課題「化粧箱とダンボールを組み立て、第一課題で作成した緩衝材を使用し梱包」となっています。 スピードと丁寧さと完成度を競い、評価の高い参加者1名が全国大会への出場となります。

<PCデータ入力(知的障がい者のみ)>
知的障がいの方のみで競われ、処理条件に従って操作を行い、求められる出力形式の事務文書を作成します。指示を正しく理解し、データ入力や修正の正確さを競う競技です。多量なデータ入力、入力データの修正、帳票作成の3つの課題をクリアする必要があります。
【独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JDDI)】 アビリンピックに関する情報は下記サイトをご覧ください。 https://www.jeed.go.jp/disability/activity/abilympics/index.html

写真:液体ミルク「アイクレオ」と哺乳瓶
Step03

今回の取組で苦労した事・学んだこと

アビリンピックに出場するにあたり、課題点としてそれぞれ、自身の苦手な多くの人の前で競技をやり遂げること、あまり使うことのなかったExcelでのデータ入力に挑戦することがありました。 本番では競技中にアクシデントもありましたが、何があっても前に進むことが大切と心を切り替えて作り直すことができました。周囲の参加者の方々は、練習の成果を発揮しようとそれぞれ多様な工夫を取り入れ、熱心に競技に参加されていて、努力と熱意を間近で感じ、日々の業務に対しても熱意や努力、創意工夫は大切なことだと再認識させられました。 また、PCデータ入力では、練習を重ねたExcelのデータ入力も実力を発揮することができました。他の出場者のタイピングスピードの速さに驚きつつも、自身も練習で身に着けたキーボードをなるべく見ずに文字を打つことができたことで、練習よりもより速く入力できたことが今回の大きな自信になりました。

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今後Glicoでどんな挑戦をしていきたいか

Glicoで働いている障がいのある人が、自分の得意を活かした業務に積極的に取り組んでいくことで、「障がい者でもできる」を「障がい者だからできる」に変えていきたいと思っています。 様々な部署からスマイルファクトリーのメンバーだからお願いしたい!と業務委託をいただける部署へと成長していけるよう、スマイルを忘れず一生懸命、丁寧に取り組んでいきます。

写真:チーム