\Glicoと健康の歴史をたどる連載企画/
知られざるGlicoと健康の歴史を、全8回にわたってお届けいたします。
連載第4回 Glicoと健康の歴史を知っていますか? ~歴代のアーモンド商品:アーモンド効果~
こちらの連載企画をお届けしてくれるのは、Glicoの企業ミュージアム「江崎記念館」でご来場のお客様への案内を務めるマコさんです。
お届けするGlico社員
私は江崎記念館のご案内を担当しています。江崎記念館とは、Glicoの創業者である江崎利一や、創業の精神を現代に伝える企業ミュージアムです。
趣味はウォーキングで、最近は散歩中に出会った動物やお花の写真を撮るのに、はまっています!よろしくお願いします。
Glicoと健康の歴史を知っていますか?
~歴代のアーモンド商品:アーモンド効果~
■「アーモンド効果」誕生のきっかけ
連載第3回では、Glicoが本格的にチョコレート分野へ進出するきっかけとなった「アーモンドチョコレート」をご紹介しました。
今回は、アーモンドの栄養に着目して生まれた「アーモンド効果」の歩みをたどります。
「アーモンド効果」が発売されたのは、2014(平成26)年です。
その出発点は、2011(平成23)年に、社内で健康領域に関するさまざまなプランを検討するプロジェクトでした。プロジェクトでは、「ビフィズス菌」「アーモンド」「糖質オフ」という3つの具体的なテーマに注力していくことになりました。
Glicoには、これまでの連載でご紹介してきたように、アーモンドと長く向き合ってきた歴史があります。その積み重ねを背景に、アーモンドの栄養に着目した新商品を開発することになったのです。
なお、このプロジェクトで掲げたほかのテーマは、ビフィズス菌は「BifiXヨーグルト」、糖質オフは「SUNAO」シリーズにつながっています。
当社で健康長寿の実態調査を行った際、健康のためにアーモンドを摂っている方が多くいらっしゃることが分かりました。しかし、年を重ねるにつれ、歯が弱くなり粒を噛むのが困難であるという課題もこの時浮き彫りになりました。
そこで考えたのが、アーモンドを「食べる」だけでなく、「飲む」というかたちで楽しんでいただくことでした。アーモンドの栄養を、より手軽に取り入れられる飲料へ。この発想が、「アーモンド効果」開発のきっかけとなりました。
発売当初のパッケージには、その特徴を端的に表す「飲むアーモンド」という言葉が記されています。
■「アーモンド効果」の開発秘話
開発に先立ち、すでに欧米で販売されていたアーモンド飲料について調査しました。そこで分かったのは、海外で親しまれている味わいをそのまま取り入れるのではなく、日本のお客様においしいと感じていただける味を改めて考える必要があるということでした。
試作と分析を重ねるなかで、大切なポイントとして浮かび上がったのが、「香ばしさ」と「なめらかさ」です。
まず、「香ばしさ」を引き出すために、生のアーモンドから深煎りまで、何段階ものローストのパターンや、飲料化に使用するアーモンドの粒数の組み合わせを試行錯誤しました。最適なロースト度合いと粒数に到達するまでに何度も試作を繰り返しました。ひと口に香ばしさといっても、ローストや配合によって印象は変わります。目指す味わいに近づけるため、一つひとつ条件を確かめていきました。
次に取り組んだのが、「なめらかさ」です。
はじめに試したのは、豆乳のように固形物をペーストにしたものから、絞って作るという方法です。しかし、この方法では粒子が均一になりづらく、絞った残渣の方に栄養成分が多く残ってしまうことが判明しました。
アーモンドの栄養をできるだけ生かしながら、心地よい口当たりにするにはどうすればよいのか。製造方法を見直した末にたどり着いたのは、アーモンドを「液状」といえるほど細かくすりつぶす方法でした。時間をかけて丁寧にペースト化し、さらに高圧で均質化処理を行なうことで、「なめらかさ」を追求しました。
こうした工程を重ねることで、香ばしい味わいと、なめらかな口当たりをあわせ持つアーモンド飲料が形になりました。シンプルに見える方法だからこそ、条件を見極め、安定してつくるための試行錯誤が欠かせなかったのです。
■発売後も、より親しみやすい商品を目指して
2019(平成31)年には、パッケージを大きくリニューアルしました。アーモンドのデザインや色合いによりおいしさやミルク感が伝わるパッケージとしました。
「飲むアーモンド」という言葉は、このパッケージにも受け継がれました。
パッケージの他にも、新たに凍結粉砕アーモンド※1・2を使用し、アーモンドオイルを配合することで、香ばしいおいしさとなめらかな口当たりを実現し、おいしさの面でも進化しました。パッケージに「1日分のビタミンE※3」と表記されている通り、アーモンド効果には1本(200ml)当たり10.0mgのビタミンEが入っています。
日々の食生活や好みに合わせて選んでいただけるよう、その後も商品や味わいの選択肢を広げてきました。
※ 1 「オリジナル微糖」はアーモンド中 7%使用
「オリジナル」、「砂糖不使用」、「3種のナッツ」、「香ばしコーヒー」、「薫るカカオ」、「ほろ苦キャラメル味」はアーモンド中 10%使用。
「3種のナッツ砂糖不使用」はアーモンド中 12%使用、「アーモンドミルクラテ砂糖不使用」はアーモンド中 14%使用。
※ 2 「凍結粉砕アーモンド」は、飲料の「200ml」「1000ml」以外には使用されておりません。
※ 3 「栄養素等表示基準値」より(コップ1杯200ml当たり)。
2020(令和2)年
コーヒーや料理メニューに合う業務用商品「アーモンド効果 For Barista and Chef」を発売
2023(令和5)-2024(令和6)年
砂糖不使用タイプを発売。200mlは全部で8品のラインアップに!
2024(令和6)年
皮つきアーモンドを100% ※4 使用した、「アーモンド効果濃厚<砂糖不使用> 125ml」を発売
※ 4 アーモンド原料中
2025(令和7)年
「プロテインをアーモンドミルクで割って飲むとおいしい」といったお客様の声をヒントに、植物性たんぱく質が摂れる「アーモンド効果 PROTEIN」を発売
2025(令和7)年
お客様の多様な甘さのニーズに応え、アーモンドミルクの香ばしさと、ほどよい甘さを両立した「アーモンド効果<オリジナル微糖>」を発売
■アーモンドと歩んできた歴史を、これからも
連載第1回から第4回まで、Glicoとアーモンドの歴史をご紹介してきました。創業者・江崎利一がアーモンドと出会ってから90年以上。Glicoが最初のアーモンド商品を発売してからも、70年以上がたちました。
「アーモンドグリコ」「アーモンドチョコレート」、そして「アーモンド効果」。商品や時代は異なっても、アーモンドのおいしさや栄養を、どのようなかたちで暮らしに届けるかを考えてきた歩みはつながっています。
江崎記念館で資料をご案内していると、ひとつの商品が生まれるまでには、発想だけでなく、味や製法を確かめ続けた多くの試行錯誤があることを改めて感じます。今回の記事を通して、「アーモンド効果」の背景にある歴史にも興味を持っていただけたらうれしいです。
■最後に
今回は、アーモンドを「飲む」という発想から生まれた「アーモンド効果」についてお届けしました。第1回から続いた歴代アーモンド商品のご紹介は、今回でひと区切りです。全8回の連載は、ここから後半へ。
どうぞお楽しみに。
※こちらの記事は、過去サイトに掲載していた記事を再編集し、掲載したものです。
※本サイトに掲載する情報には十分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。
※掲載の商品やパッケージ、キャンペーンなどの情報は取材時のものです。変更・終了している可能性もございますので、ご了承くださいませ。
■<企業ミュージアム>江崎記念館について
江崎記念館には、「アーモンドグリコ」の初代パッケージや、当時の広告など、貴重な資料を展示しています。
ぜひ皆さまのご来館をお待ちしております。
※ご見学は完全予約制です。
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