揚げ物について

【料理の基本】揚げ物について

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みなさん、こんにちは。クッキングパーク担当です。

クッキングパークでは、料理の基本についてのコラムを発信していきます。

今回は「揚げ物について」です。


揚げ物は日本の食卓でも人気の高い料理の1つで、サクサクの衣やジューシーさが魅力ですが、上手に揚げるには温度管理や適切な食材の選び方が重要です。

今回は揚げ物の基本から応用まで、美味しく仕上げるコツを詳しく解説していきます。

初心者の方はもちろん、そして長年料理をされている方も初心に戻って是非ご覧ください♪

揚げるとは

揚げるとは「高温多量の油の中で食材を加熱する調理方法」を意味します。

食材を揚げると、食材の内部に含まれる水分が高温の油によって一気に加熱され、水蒸気として外に逃げていきます。 その水分が抜けたあと、空いた隙間に油が入り込むことで、衣や食材の内部に油が染み込み、揚げ物独特の香ばしさやコクが生まれます。

1.身だしなみ・準備について
揚げ物をするときは火傷や怪我をしないように、身だしなみや事前準備を整えることが重要です。
揚げ物をする時は、特に引火しやすい素材(キュプラ、レーヨン素材など)の服、裾や袖口などにゆとりがある服装はなるべく避けましょう。 また、油が服につかないようにエプロンを着用することが望ましいです。
揚げ物をするときには、温度管理を正確に行うために温度計を用意し、揚げた後の油切りに使う揚げ網やバットも事前に準備しておくとスムーズに作業ができます。使用する菜箸は木製のものを選び、少し濡らしてからしっかりと水気を拭き取ると、熱による焦げつきを防げます。
また、揚げ物をしている最中はその場から離れないようにしましょう。

揚げ油の選び方と量

1.揚げ油の選び方
油の種類によって揚げ物の風味や食感が変わるため、お好みの油を選びましょう。2種類以上の油をブレンドしてもOKです。
  • サラダ油(キャノーラ油、大豆油):一般的に使用される油です。クセがなく、さっぱり仕上がります。
  • 米油:淡白な味と酸化しにくく、加熱しても品質が安定しているのが特徴。風味豊かに仕上がります。
  • ごま油:香ばしさを加えたいときに適しています。白ごま油であれば、ごまの香りや風味がしないので、食材の味を邪魔することなくカラッと仕上がります。
  • オリーブ油:香りが良く、洋風の揚げ物に合います。酸化がしにくいのが特徴。
2.適切な油の量
鍋に3~5cmの深さが理想です。少なすぎると食材が完全に浸からず、火の通りにムラができてしまいます。揚げ焼きの場合は、食材の半分が浸る程度まで油を入れ、途中で裏返しながら揚げましょう。

※IH専用鍋、電気フライヤーの油の量は、家電メーカーの取り扱い説明書をご確認ください。

揚げ油の温度

低温(150~160℃)

低温(150~160℃)


低温(150~160℃)


菜箸からゆらゆらと静かに泡が上がる状態。

衣やパン粉を落とすと、1度底に沈み、少ししてからゆっくり浮き上がってきます。

火が通りにくい根菜や厚みがある食材などをじっくり揚げるときに適しています。


中温(170℃前後)

中温(170℃前後)


中温(170℃前後)


菜箸の全体から細かい泡がスーッと上がる状態。

衣やパン粉を落とすと、すぐに浮き上がってきます。

唐揚げ・とんかつ・コロッケなど、揚げ物全般を調理するのに適しています。


高温(180~190℃)

高温(180~190℃)


高温(180~190℃)


菜箸の全体からたくさん細かい泡が勢いよく上がる状態。

衣やパン粉を落とすと、沈まずに表面に散ります。

きつね色にこんがり揚げたい時や2度揚げしたい時に適しています。

揚げ上がりの目安

揚げ上がりの目安は料理によって異なりますが、色や音、泡の状態、浮き上がりを見極め、最適なタイミングで引き上げることが大切です。

揚げ始めの様子


deep_frying_start (3284)

泡が食材の中から勢いよく湧き出します。


揚げ終盤の様子

deep_frying_final (3282)

材料は浮いてきて、泡が食材の表面にまとわりついて出るイメージです。音もピチピチと高い音がします。


揚げ上がりの様子


deep_frying_finished (3283)

揚げ上がりは衣や食材の表面がカラッと乾き、持ってみると軽い感触です。なお、泡がなくなるまで揚げるのは揚げすぎで、パサパサになってしまいます。

揚げるときに特に注意が必要な食材

  • えび
    尾の中に水が溜まりやすいので、尾から水をしごいてから揚げましょう。
  • 揚げるお菓子
    ドーナツやチュロスなどの揚げるお菓子を作る場合、砂糖とベーキングパウダーが入っているか必ず確認しましょう。これらが含まれていないと生地が破裂する恐れがあります。
  • ししとうやオクラなど
    膜で覆われている食材を揚げると、破裂する可能性があります。必ずつまようじなどで穴を開けてから揚げましょう。
  • 冷凍食品
    冷凍食品の霜が油はねの原因になることがあるため、ペーパータオルなどで霜を取り除いてから揚げましょう。裏面に表示がある場合は、表示通りの揚げ方をしましょう。

揚げ物をした後の片付け・油の処理

揚げ物は油はねや汚れがつきやすいため、調理後はすぐに掃除をしましょう。コンロ周りは温かいうちにキッチンペーパーで拭き取り、洗剤とお湯で仕上げるとベタつきを防げます。鍋やフライパンも油を拭き取ってから、すぐに洗うと汚れが落ちやすくなります。使い終わった油を再利用する場合は、こし器やペーパーで濾し、冷めてから密閉容器に入れ、冷暗所で保存し、なるべく早めに使いましょう。

処分する場合は、市販の油凝固剤で固めて燃えるゴミとして処分するか、牛乳パックやポリ袋に吸油性のある紙や新聞紙を詰め、冷めた油をしみ込ませて口をしっかりと閉じて捨てる方法がおすすめです。


※油を捨てるときの注意点

夏場は油を含んだ紙や布が発熱して自然発火することがあるため、早めに処分しましょう。油は水質の悪化や排水管詰まりの原因になるため、シンクに流さないように注意しましょう。


揚げ物は少しハードルが高いイメージがありますが、ちょっとしたコツを知ることで美味しく作ることができますよ。これらのポイントを押さえて、自宅でもぜひチャレンジしてみてください!


※こちらの記事は過去サイトに掲載していた記事を再編集し、掲載したものです。


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