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女性のお悩み│生理との上手な付き合い方
実は、生理前や生理中の不調は、決して珍しいものではありません。
日本産科婦人科学会の報告によると、生理のある女性の約80~90%が、生理前に何らかの心や体の不調を経験しているとされています。
その一方で、PMS (月経前症候群)と診断されるのは約20~30%、日常生活に大きな影響が出るPMDD (月経前不快気分症候群)は約1~6%にとどまっており、多くの女性が「毎月のことだから仕方ない」と、不調を抱えたまま過ごしていることが分かっています※1。
働く女性が増える中で影響はさらに色濃く、経済産業省の試算によると、女性の月経随伴症(生理に関連して起こる不快な症状)による労働損失等の経済損失は、社会全体で年間5,700億円に上るともいわれています※2。
この記事では、そんな女性の生理にまつわる基礎知識と、自分でできるセルフケアをご紹介します。
月経・PMSとは?
月経・PMSの症状は非常に多岐にわたり、人によっても月によっても症状の種類や重さがバラバラです。
これらの女性特有の悩みは、“女性ホルモンの変動”が原因で生じているといわれています。
- 月経 (生理)
- ・妊娠に備えて厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかったときに血液と一緒に膣から体外へ排出される現象
- ・主な症状例: 下腹部痛、腰の重だるさ、頭痛、眠気など
- ・症状の要因: 月経血が排出される際に、痛みや炎症に関わる物質が分泌されるため。
- PMS (月経前症候群)
- ・月経前に3~10日間くらい続く心や身体のさまざまな症状で、生理開始とともに軽快・消失する不調
- ・主な症状例: イライラ・落ち込み、むくみ、お腹の張り・便秘、肌荒れ、食欲増加など
- ・症状の要因: 月経前の女性ホルモンの変動が、心や体のバランスに影響するため。
月経・PMSのセルフケア
月経・PMSへの対処は、「これをすれば必ず良くなる」という一つの正解があるわけではありません。
まずは自分の症状の出方を知り、生活習慣や心身のコンディションを整えることが大切です。
月経や月経前は予定を詰め込みすぎない、早めに休む時間を確保するなど、あらかじめ自分をいたわる工夫もセルフケアの一つとされています。
無理のない範囲で、できそうなことから少しずつ取り入れていきましょう。
- ①おくすり的なアプローチ
- ・低用量ピル: 女性ホルモンのバランスを一定に保つことで、生理痛やPMSを緩和
- ・漢方: 血の巡り改善、緊張緩和など、体質に合わせて選べる
- ・鎮痛剤: 痛みの症状を和らげる
※症状がひどい場合には、医療機関への相談も大事なセルフケアの一つです。
- ②コンディションを整えるアプローチ
- ・睡眠・休息をしっかりとる
- ・体を温める (入浴・カイロなど)
- ・軽い運動・ストレッチで血流改善
※ホルモン変動に調子を振り回されないよう、土台を整えることも大切な心掛けです。
- ③女性に良い栄養を含む食品のアプローチ
- ・女性ホルモンのバランスをサポートする食品: 大豆、亜麻仁、ゴマ など
- >関与する成分: イソフラボン、リグナン など
- ・気分のゆらぎやイライラをやわらげる食品: 乳製品、小魚・魚介類、肉類、大豆製品、野菜 など
- >関与する成分: カルシウム、ビタミンB6、亜鉛 など
- ・貧血や疲れやすさを防ぐ食品: ほうれん草、プルーン、レバー など
- >関与する成分: 鉄分 など
- ・お腹の調子を整える食品: ヨーグルト、納豆、オーツ麦、亜麻仁 など
- >関与する成分: 乳酸菌などのプロバイオティクス、食物繊維 など
※月経期はカフェインを控えるのも良いといわれています。
最後に
ホルモンバランスの変動からくる女性の毎月の悩みも、日常の中でできる小さな工夫や食品摂取でケアすることができます。
心身の不調を我慢して過ごす日々が少しでも穏やかになり、女性が自分らしく輝けることを願っています!
(参考)
※1: 公益社団法人 日本産科婦人科学会 女性ヘルスケア委員会(2025年3月31日)「月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針」
※2: 経済産業省 ヘルスケア産業課(2024年2月)「女性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について」
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